【新潟記念】メドウラーク、シリーズ王者へ切れた!ラスト1F12秒0

 「新潟記念・G3」(9月2日、新潟)

 30日朝一番の栗東CWでメドウラークが躍動。前半は抑え気味に入り、直線へ向くと反応良く脚を伸ばした。6F83秒9-38秒2-12秒0。全体時計は平凡でも、ラストの切れは十分に合格点だ。

 「日曜に追っているから、最終追いを木曜にした。5Fからしまい追ってくれと指示を出したが、とてもいい動きだったね。夏は強いタイプで、元気いっぱい」と橋田師は満足そうにうなずく。

 2走前の七夕賞はブービー人気ながら、アッと驚く激走でうれしい重賞初勝利を飾った。続く小倉記念は末脚不発に終わったが、「高速馬場が合わなかった」と敗因は明確。最終週の馬場で巻き返しを狙っている。

 サマー2000シリーズもいよいよ最終戦。優勝するには13点以上が絶対条件で、可能性を残すのは現在2位につけるメドウラークただ1頭(5着以内でV)。「権利があるのはうちの馬だけだからね。初めは使うつもりはなかったが、天候不順で雨になることが多いからね。力の要る馬場は得意。七夕賞のようになれば…」と、師はシリーズ制覇へのシナリオを描いていた。

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