「グランドチャンピオン・ＳＧ」（２４日、徳山）

　６４年ぶりのＳＧ開催に沸く徳山ボート場（山口県周南市）に、俳優から司会までマルチにこなす坂上忍（５１）が来場。７Ｒ発売中にトークショーを行った。６Ｒ発売中に同ステージで優勝戦出場選手インタビューが行われた直後だけに、会場のボルテージは最高潮。ステージに登場した坂上は「すごい」と絶句。「今日の朝、東京から飛行機で来ましたけど、徳山ボート渋滞が起きてましたよ」と盛り上がる地元の熱気を肌で感じた。

　ボートファンとして知られる坂上は移動中に全レースを予想。「レース場に着いたら全買いする。ここまでのところは、かすりもしない。現在既にただ働き！！」と６Ｒ終了時点でギャラを舟券に投入。「けさも４時半起きで５組に分けてわんちゃんの散歩をしてきた。１２匹のわんちゃんに無添加のおやつを買わなくちゃいけない」と回収に本気モードだ。

　ステージ裏で優出選手とすれ違ったという坂上は「ある選手が、まあ丁寧にごあいさつにきてくれた。人間的に素晴らしい！！その人から買うことにした」と絶賛。インタビュアーにそれは誰かと聞かれ「ここは徳山。ホワイトシャーク、白井選手ですよ」と明かすとファンから大喝采。「僕は３１年間、今村豊さんを大尊敬してきた」と弟子の白井英治の礼儀正しさに感動していた。

　インタビュアーから「忍クン、徳山に来てるのに僕にあいさつがないな」と今村の言葉を借りて突っ込まれると、「僕は今村さんの舟券を買って応援したい。今村さんで当てて帰りたい」と水面へエールを送った。

　６４年ぶりＳＧに尽力する関係者の姿に胸を打たれた坂上は、「白井選手、寺田選手が２人とも優勝戦に乗っていることはすごいこと。関係者の方もこれから頻繁にＳＧを開催したいとおっしゃっていた。そのために今回を盛り上げたい。僕も舟券をたくさん買って貢献する。徳山のＳＧでいい思い出をつくり、年末へ向けて流れをつくりたい」と到着直後に全買いした上、優勝戦までの各レースで買い足し、売り上げの貢献を誓っていた。