【平安S】テイエムジンソク、反撃態勢整った 木原師「気合乗ってる」

 「平安S・G3」(19日、京都)

 17年のチャンピオンズC2着馬テイエムジンソクが戦列に復帰。目標はまだ先だが、始動戦から好勝負できる態勢は整っている。強敵グレイトパールを撃破して、帝王賞(6月27日・大井)へ弾みをつける構えだ。

 心身ともにリフレッシュされ、先週の栗東CWでは6F79秒5の猛烈タイムをマーク。「先週しっかりやっているし順調。今週はやり過ぎに注意すればいい。十分に気合も乗っているから」と木原師が言えば、主戦の古川も「ここが本番ではないからあえてスイッチを入れる必要もないけど、順調に来ているよ」と口をそろえて仕上がりに太鼓判を押す。

 コーナー2つの競馬に戸惑ったフェブラリーSで12着大敗。1番人気はグレイトパールに譲ることになりそうだ。ただ、古川には一切、気後れはない。「(グレイトパールには)一度負けているし、強いとは思う。ただ、これだけの馬だから、勝ち負けしてくれると思っているよ」。相手がどの馬であれ、古川のジンソクに対する信頼が揺らぐことはない。堂々と正攻法の競馬でVをもぎ取る。

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