【皐月賞】展開から浮上するのはこの馬だ
「皐月賞・G1」(15日、中山)
良馬場なら1分58秒前後で決着するのが近年の傾向だが、今年は雨の影響を受け、2分を超える可能性も。先行馬が多数顔をそろえ、ハイラップは避けられそうにない。天気次第では、かなりの消耗戦となりそうだ。
ワグネリアンやステルヴィオなど、中団に構える人気馬が勝負どころで前を射程圏にとらえると馬群は一気に密集。4コーナーでは外に大きく広がることが予想され、距離のロスはなるべく抑えたいところだ。
こういう競馬で頼もしいのが、ソツのない騎乗に定評がある北村宏=オウケンムーン。デビュー3戦で全てメンバー最速上がりをマークし、前走の共同通信杯V時も33秒台の脚で抜け出したように、一瞬の決め手はある。道中は内に潜り込みジッと我慢。差し、追い込み馬が外に膨れるのを横目に、直線はインのあいたスペースを突いてくる。