「スプリングＳ・Ｇ２」（１８日、中山）

　競馬では３戦続けて上がり最速。切れるイメージのゴーフォザサミットだが、最終リハの動きはもどかしかった。１４日美浦Ｗでファストアプローチ（３歳オープン）を追走し、直線は内へ。田辺が仕掛けても反応は鈍い。馬なりの相手に首差遅れてしまった。

　タイムは４Ｆ５２秒０－３８秒３－１２秒８。藤沢和師は「動きはピリッとしないが、ケイコはあんなもの。使った上積みはあるし、競馬に行けば走ってくれるだろう」と意に介さない。一方、田辺は「先週とそれほど変わった感じはしない。まだ体が緩いから、動きとリンクしてこない。順調に攻め馬は積んでいるけど、１回使ってガラッと良くなるタイプではないと思う」と辛めのジャッジだった。

　前走は追走にひと苦労。仕方なく直線勝負にかけたが、内容的には完敗の４着だった。ただ、初勝利を挙げたのは当舞台だ。鞍上は「中山の方がペースは流れやすい。同じ後ろからでも、無理せず前を射程内に入れて進めれば」と、コース変わりに希望を見いだす。