【阪神大賞典展望】地力アップのクリンチャーが主役

 「阪神大賞典・G2」(18日、阪神)

 主役は京都記念でG1馬4頭を蹴散らして、重賞初制覇を決めたクリンチャー。直線で叩き合う皐月賞馬とダービー馬の内から抜け出して、勝負を決めた。同世代のクラシックウイナー2頭を負かしてのV。ここにきての地力強化は明らかだ。菊花賞2着の内容から長距離適性が高いのは証明済み。名手・武豊との新コンビで重賞連勝へ。

 ステイヤーズSで、史上7頭目の平地同一重賞3連覇の偉業を成し遂げたアルバート。後方で構え、直線で楽々抜け出す堂々たる勝ちっぷり。スタミナ比べでのカテゴリーでは無類の強さを発揮する。春の盾獲りを狙ってここからの始動となったが、1週前には美浦Wで強めに追われ、力強い動き。仕上がりは良く、初戦からV争いになる。

 レインボーラインは16年菊花賞でサトノダイヤモンドの2着。昨年の天皇賞・秋でもキタサンブラック、サトノクラウンに次ぐ3着。勝ち星からは遠ざかっているが、一線級と好戦してきた実績を持つ力量馬だ。今回はこれまで戦ってきた相手と比べて一枚落ちる組み合わせ。2つ目の重賞タイトル獲得のチャンスが巡ってきた。

 トミケンスラーヴァは長距離にシフトして1600万下、万葉Sを連勝。芝の長丁場で素質が開花。明け8歳にして、オープン入りを果たした。前走のAJCCは8着も、距離不足は明白でノーカウント。スタミナは豊富で、難敵相手でも消耗戦になれば台頭するシーンも。

 チャレンジCで古馬相手に重賞初Vを飾ったサトノクロニクル。芝3000メートルは微妙だが、素質の高さで克服できるか。カレンミロティックは16年天皇賞・春2着馬。衰えは感じるものの押さえておきたい。

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