【ボート】児島で川野芽唯が強豪男子をイン速攻で撃破 レディースオールスターへ弾み

 「ジャパンネット銀行杯」(28日、児島)

 男女混合5日間開催の優勝戦が12Rで行われ、川野芽唯(31)=福岡・100期・A1=が男子レーサー5人を相手に逃げて優勝。通算10回目、男女混合戦で初の優勝を飾った。2、3着は若林将(東京)、安河内将(佐賀)。

 今節は直前の東海地区選を制した徳増秀樹(静岡)、九州地区選でG1初優勝を飾った仲谷颯仁(福岡)らが優勝候補と目されていた。だが、フタを開けてみれば女子の川野がシリーズをリード。優勝戦もインから圧勝で主役の座を譲らなかった。

 優勝戦はホームで強い向かい風が吹き、1Mはまくりに出た秋元哲(埼玉)が振り込み、差しに構えた徳増も引き波に乗って失速。そんな中、川野が堂々とイン逃げを決めた。昨年10月の戸田ヴィーナスシリーズ以来、今年初となる優勝を飾った川野は「ホッとしました。ギリギリまでペラを叩いて悩んだけど、優勝戦が一番いい足。スタートのことは覚えていない。1Mは波のないところを回れたので大丈夫でした」と笑顔。最後まで調整を施し、集中力を高めて勝利を収めた。

 期初めにフライングを切った川野は今期、勝率5点台前半に低迷。「地区選で先輩方から色んなアドバイスをもらい、プロペラの調整方法を今節からガラッと変えた。それが大きい」。東海、九州王者2人を相手に予選1位の活躍をした。

 「予選トップで優勝戦の1号艇。この優勝は自信になります。年末(クイーンズクライマックス)のことは意識していないけど、一つ一つ積み重ねたらそこにつながる。今節は今年の重要なポイントになりますね」。デビュー初優出初優勝の地・児島で再び躍動した川野。次節はびわこで開催されるG2・レディースオールスター(3月6日~11日)に出場。「この優勝で自信を持って行ける。しっかり優出を狙って、いいレースをしたい」と晴れやかな笑顔を見せた。

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