【京都記念展望】4歳馬頂上決戦!ダービー馬レイデオロがいよいよ出陣
「京都記念・G2」(11日、京都)
淀伝統のG2戦。今年もG1馬4頭が参戦し、熱戦が繰り広げられる。
ダービー馬レイデオロが始動する。ジャパンCは位置取りの差に泣いたが、ゴール前でキタサンブラックをとらえて2着確保。藤沢和師が「1角で寄られたのが痛かった。それでも最後は伸びてくれた」と話すように力は示した。自在性を見せたダービーから、初コースに不安もない。結果次第でドバイシーマクラシックへの出否が決定するだけに、ここは注目の一戦となる。
皐月賞馬アルアインも好気配だ。菊花賞こそ7着に敗れたが、持ち時計があり、良馬場と距離短縮で見直しが必要だろう。1週前は併走馬に手応えで見劣ったものの、「(最後の1Fは)11秒4で上がっているので。当週はさらに動ける」と池江師は自信を見せる。レイデオロとは1勝1敗。まだ勝負づけは終わっていない。
牝馬2頭も侮れない。モズカッチャンはエリザベス女王杯V以来だが、野田助手は「胴も背も伸びたし、落ち着きもある」と成長ぶりを強調。秋華賞馬ディアドラは、続くエリザベス女王杯で12着。「ペースも遅かったし、後ろ過ぎた」と橋田師は振り返り、反撃を誓っている。
他にも菊花賞2着馬クリンチャー、昨年の4着馬ミッキーロケットなど個性派がそろった。