【ターコイズS】3歳馬ミスパンテール 初戴冠 横山典が会心エスコート

 「ターコイズS・G3」(16日、中山)

 14頭が0秒4差以内にひしめく熱戦を制したのは、5番人気の3歳馬ミスパンテール。関東が誇る名手・横山典に導かれ、鮮やかに重賞初制覇を飾った。

 最後の直線。残り200メートル地点を迎えても前方の進路はふさがっていたが、一瞬だけ空いたスペースに迷わず飛び込み、混戦を断ち切ってみせた。会心の騎乗だったのだろう。左手でガッツポーズを作って喜びを表した鞍上は「狭いところだったけど、よく反応してくれた。素晴らしい切れ味だった」と晴れやかな表情を浮かべた。

 テンションの高さがネックとなり、今年の牝馬クラシックは結果を残せなかった。それだけに、昆師は「今回は中間からリラックスしていたし、思い通りの過程で臨めた」と、11年天皇賞・春(ヒルノダムール)以来の重賞Vに満面の笑みだ。

 当面の目標は来春のヴィクトリアマイル(5月13日・東京)となる。「2、3回使い込むと(テンションが上がって)駄目。ある程度絞ってステップを組まないと」と指揮官は頭を悩ませるが、横山典の「まだ若い女の子だからね。落ち着きが出てくれば、もっとすごいパフォーマンスを出せる」という言葉は、新たな女王候補誕生を予感させるものだった。

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