【ボート】GP&QCカウントダウンコラム14
「グランプリ・SG」(19日開幕、住之江)
◆男子2位・石野貴之
石野は出場した過去4回はいずれも優出。直近3年は6、3、2着と着順を上げてきた。グランプリ制覇へ最も近い選手といっていいだろう。
今年は5月オールスター、6月グラチャンとSGを連覇。ところが、9月住之江G1でのFでリズムが狂い、SGチャレンジカップはF休みのために不出場。結果的には峰竜太に賞金ランク1位の座を明け渡して、2位での出場となった。それでも年末決戦へ向けての準備は万全。「エンジン出しの面では不安がない。もう、取らなアカンかなと思う」と頂点に立つことしか考えていない。
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「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(28日開幕、大村)
◆女子2位・遠藤エミ
今年の遠藤は、年始から事故やケガに見舞われ厳しいスタートとなった。「リズムが悪く苦しかった」と険しい表情で振り返ったが、夏から秋にかけて徐々にリズムを取り戻し、レディースチャレンジカップ(下関)では昨年に続く連覇。最高潮で年末の大舞台に挑む。
「今年こそはと思っている。これまでは自分にプレッシャーを与えて空回りしていた。精神的な成長を見せたい」とV奪取へ意欲満々。「短期決戦だし大事にいきたい」と、まずはトライアルの1戦目をきっちり勝つことに集中。悲願のG1制覇へ突き進む。