【阪神JF展望】オルフェ産駒ロックディスタウンがG1タイトル奪取に挑む

 「阪神JF・G1」(10日、阪神)

 14年ショウナンアデラ、15年メジャーエンブレム、16年ソウルスターリングと、目下3年連続で関東馬がV。今年も東から楽しみな馬が登場する。ここまで2戦2勝のロックディスタウンだ。新馬戦では3F32秒5という驚異的な上がりをマークし、前走の札幌2歳Sも1番人気に応えて重賞初制覇。初のマイル戦が鍵になりそうだが、ポテンシャルはメンバー屈指。父オルフェーヴルにG1初タイトルをもたらすか。

 西の筆頭格は、こちらもオルフェ産駒でアルテミスSの覇者ラッキーライラック。好位で流れに乗るレースセンスの高さは過去2戦で証明済み。栗東CWで6F80秒7-12秒2をマークした1週前の内容に、松永幹師は「良過ぎるぐらいだった」と満足げ。「直線の長い外回りもいいと思いますよ」と仁川の舞台も歓迎する。

 ほかにもファンタジーSを制したベルーガ、13年桜花賞馬アユサンの全妹マウレアなどに要警戒。抽選組では名牝ブエナビスタの2番子ソシアルクラブに注目。祖母ビワハイジから続く、史上初の母子3代同一G1制覇が懸かる。

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