香港G1は例年以上に外国馬にチャンス

 「魁!海外馬券塾」(29日)

 ジャパンCの際、来日していた香港の知人に聞いたが、今年の香港競馬はどの距離にも確固たる中心馬がおらず香港国際競走・香港G1(12月10日)は例年以上に外国馬にチャンスがある様相とのことだ。

 香港ヴァーズ(芝2400メートル)はG16勝のハイランドリールが実績上位だが、今夏以降は3連敗中で、全盛時からは一歩後退の印象。米BCターフで初G1制覇を果たしたタリスマニックと今年重賞3勝のティベリアンで臨むフランス勢や、菊花賞馬キセキが逆転をうかがう。前走の京都大賞典(2着)から間隔をあけたトーセンバジルは、各国のG1から転戦してくる馬より余力ある状態で望める点が好材料だ。

 モーリス級の馬が不在の香港C(芝2000メートル)は互角の力関係で難解な一戦。ステファノスとネオリアリズムは極悪馬場だった秋盾からの参戦で、回復具合が問われる。香港馬ワーザーは他馬より重い斤量を背負った前哨戦のジョッキークラブC・G2を快勝しており、万全の態勢か。愛チャンピオンS・英チャンピオンSの主要G1で2着が続くポエッツワードが欧州勢の代表格だ。内枠が圧倒的に有利なコースのため、当週の木曜日に行われる枠順抽選が大きなポイントになる。(海外競馬コーディネーター・田中敬太)

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