「デイリー杯２歳Ｓ・Ｇ２」（１１日、京都）

　こちらは無傷３連勝＆重賞連勝へ、迫力満点だ。新潟２歳Ｓの覇者フロンティアは８日、中井（レースは岩田）を背に栗東ＣＷでサヴィ、ダノンチャンス（ともに３歳１０００万下）との３頭併せ。鞍上の追いだしに鋭く反応し、５Ｆ６５秒２－３７秒３－１１秒７のタイムで、２頭の間を割って最先着した。

　中内田師は「しまいは抜け出す脚があり、動き的には十分です」と満足そう。デビュー２連勝はいずれも左回りだが、師が「右回りも心配していません。自分で競馬がつくれて、道中も適度にリラックスできて折り合える。そこが強みです」と自信を見せれば、１週前リハに騎乗した岩田も「夏に比べて、ひと回り大きくなった」と楽しみにする。

　２歳戦で好調な厩舎が、自信を持って送り出す素質馬。重賞連勝で、Ｇ１獲りに王手をかける。