【京都大賞典】シュヴァルグラン 動き文句なし!!友道師「状態がいい」

 「京都大賞典・G2」(9日、京都)

 初戦からエンジン全開だ。5日、この秋の飛躍を期すシュヴァルグランは栗東坂路で併せ馬。一杯に追われて先着を決め、上々の出走態勢を整えた。この後はジャパンC、有馬記念へと続くG1ローテ。大舞台へ弾みをつけるべく、白星発進を狙う。札幌記念4着のサウンズオブアースは栗東CWで併せ馬。鋭い脚さばきを披露してきっちり先着。宝塚記念6着のミッキーロケットは栗東坂路で4F50秒9の好時計をマークした。

 ここでは負けられない。今秋の始動戦を迎えるシュヴァルグランは栗東坂路で併せ馬。一杯に追われると、4F53秒5-39秒0-12秒7をマーク。僚馬ロイヤルパンプ(5歳1600万下)に0秒1差先着し、文句なしの動きで最終リハを完了させた。

 それを見届けた友道師は「(4F)55秒ぐらいでしまいを伸ばすイメージだった。予定より速くなったけど、それだけ状態がいいということかな」と納得の表情を浮かべる。昨秋は11月のアルゼンチン共和国杯(1着)から始動。中3週でジャパンC(3着)、そして有馬記念(6着)と着順が下降した。昨年よりも1カ月早く、余裕を持った調整で臨める今秋は、プラスに働く可能性は大きい。

 今季初戦の阪神大賞典はサトノダイヤモンドに0秒2差の2着。続く天皇賞・春でもキタサンブラックに0秒2差の2着で、3着サトノダイヤモンドには先着を果たした。昨年からの地力強化は顕著で、一線級を相手にした大舞台でも好勝負を演じてきた。そんな春と比べて、「体は引き締まってきている」との指揮官の言葉が、目下の充実ぶりを伝えている。

 全6勝中3勝が阪神コースだが、京都コースでも〈2221〉と好相性を誇っている。「今なら京都でも大丈夫。初戦からいい感じで行けそうだね」と胸を張る。今秋の大目標に掲げるのは、もちろん、ジャパンCから有馬記念。ひと夏越えてまさに“充実期”を迎えた。実りの秋へ、最高のスタートを切る。

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