【京都大賞典展望】大舞台見据えシュヴァルグランが始動

 「京都大賞典・G2」(9日、京都)

 シュヴァルグランが待望のG1制覇に向けて復帰する。1週前は栗東CWの併せ馬で、ドバイターフを制したヴィブロス相手に先着を果たすなど、上々の仕上がりを見せる。春の天皇賞では2着に敗れはしたものの、3着サトノダイヤモンドに最後まで抜かせなかったのは価値がある。本来の控える形でVを決めて、秋の大舞台に弾みをつけたい。

 ドバイ遠征からの帰国初戦となった札幌記念は4着に終わったサウンズオブアース。3歳時以来の芝2000メートル戦で、小回りの札幌では条件が合わなかった。重賞タイトルこそつかんでいないが、G1で2着3回、G2で2着4回とその実力は誰もが認めるところ。叩き2走目+2Fの距離延長で条件が好転。本領発揮といきたいところだ。

 スマートレイアーは3走前の京都記念でサトノクラウン、マカヒキといったG1馬相手に割って入り2着に好走。前走の鳴尾記念も、楽に逃げた勝ち馬にメンバー最速の上がりで首差まで詰め寄った。休み明けだが、1週前の栗東CWでの併せ馬では迫力十分の動きを披露。7歳牝馬でも体調面に陰りはない。重賞4勝目が視野に。

 目黒記念で2年3カ月ぶりの白星を手にしたフェイムゲーム。休み明けでトップハンデ58キロと楽な条件ではなかったが、豪快に差し切って、7歳でも健在ぶりを示した。15年天皇賞・春で2着。重賞5勝を挙げる古豪が、再び長距離戦線をにぎわしてくれそうだ。

 新潟記念は7着止まりのトーセンバジルだが、上がりはメンバー最速。距離不足で0秒2差なら上々の内容だった。適距離で前進確実。強敵相手に善戦してきたミッキーロケットは重賞勝ちの舞台で反撃へ。

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