【レパードS】エピカリス 思い出の新潟から再進撃 帰国後の調整も順調

 「レパードS・G3」(6日、新潟)

 デビューの地、新潟にエピカリスが帰ってくる。6馬身差の圧勝で始まった連勝は4まで伸ばし、その夢は世界へと羽ばたいた。

 3月25日にドバイで開催されたUAEダービーで鼻差2着。いったん帰国し、入念に調整を続けて向かった6月のベルモントS・米G1だったが、最終追い切り後に右前脚の蹄に不安が発生。ぎりぎりまで懸命な治療が行われたが、主催者側の獣医師に「右前肢の歩様の違和」と判断され無念の出走取り消しとなった。

 6月16日に帰国。千葉県白井市の競馬学校での着地検疫を経て、「輸送の影響や疲れもない」と陣営が判断。レパードSでの復帰を目標に調整が続けられてきた。1週前追い切りは美浦Wで単走。外ラチいっぱいを大きく回って、5F66秒4-12秒0をマーク。躍動感にあふれる動きは、一頓挫があった影響をみじんも感じさせなかった。

 萩原師は「アメリカでは状況が整わず出走がかないませんでしたが、帰国してからも馬体を緩めず調整し、継続していい状態を保てていると思います。馬体重も含め、これまでのレース前と変わりない感じで調整ができています」と合格点をつける。

 デビューからちょうど1年。同じ新潟から出直しをかける大事な一戦。再び連勝街道へと歩みを始めたい。

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