【ボート】看護師から転身の孫崎百世がデビュー初1着 101走目で待望の水神祭

自身初1着に大喜びの孫崎百世(撮影・保田叔久)
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 「全国地区選抜戦」(28日、住之江)

 看護師から転身した孫崎百世(28)=滋賀・119期・B2=が5日目1R、6コースからまくり差してデビュー初1着。2016年11月にびわこで初出走から101走目でやっと先頭でゴールができた。

 孫崎待望の初1着は3連単で11万200円の高額配当、大波乱での決着だった。「2着と思ったら、横に誰もいなかった。信じられない。夢みたいです」と本人もびっくりの快勝劇。「1着を取ったらカッコよく回ろう…と決めてましたが、全然できない。足が震えてました」とレース直後は、興奮を抑えきれない様子だった。

 6R発売中に水神祭が行われ深尾巴恵(群馬)、渡辺真奈美(東京)ら女子選手とともに水面へ歓喜のダイブ。「ここまで長かったですけど、舟券を買ってくれた方々に感謝したいです。住之江の水面も、もっと好きになりました」と初々しいスマイルを見せた。

 学生時代はニュージーランドでスキーの腕前を磨き、帰国後は救命救急センターで看護師として従事した異色のボートレーサー。「1着は取れたので、あとは勝率だけを考えます。無事故で終わって、B1級には絶対上がりたい」と次なる目標を胸に、今後の活躍を誓った。

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