【宝塚記念】サトノクラウン大一番へ順調 舞台変わり歓迎!昨年以上目指す

 「宝塚記念・G1」(25日、阪神)

 JRAは8日、上半期グランプリのファン投票最終結果(有効投票数110万6746票)を発表した。2年連続1位の支持を集めたのは、大阪杯、天皇賞・春を連勝中のキタサンブラック。またこの日は、昨年の香港ヴァーズを制したサトノクラウン(8位)が2週前追い切りを敢行。大一番に向けて、ピッチを上げてきた。

 この1年で大きく成長した姿をアピールする。昨年6着馬サトノクラウンは、美浦Wで2週前追い。3頭併せの真ん中で、内エンターティナー(3歳未勝利)に2馬身先着し、外サトノメサイア(5歳1000万下)と併入。鋭く末脚を伸ばし、5F68秒2-38秒6-12秒4を計時した。

 森助手は「前走の疲れは取れているし、ここまでは順調ですね。まだ馬体に緩さを残しているので、これから徐々にピッチを上げていきたい」と説明。大一番に向けて着々と態勢は整いつつある。

 昨年末の香港ヴァーズを制し、始動戦の京都記念で連覇を達成。前走の大阪杯こそ6着に敗れたものの、ファン投票順位は昨年の28位から8位とランクアップした。「前走は距離適性の差が出てしまった。スタミナ勝負が合っているので、距離延長はいいですね」と舞台変わりを歓迎する。G1馬として臨む今年は、昨年以上のパフォーマンスが期待できそうだ。

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