【ボート】中田「成長力」で再び美酒を 4月G1初Vで勢い

 「江戸川大賞・G1」(3日開幕、江戸川)

 ボートレース江戸川の「開設62周年記念 G1江戸川大賞」は3日に開幕、8日までの6日間の日程で準優3レース制で激しいバトルを繰り広げる。前回覇者の村越篤をはじめ荒れ水面を得意とする猛者が参戦、地元勢も浜野谷憲吾、石渡鉄兵が迎え撃つ。さらに勢いに乗っている中田竜太ら若手レーサーの走りにも注目。最後の最後まで激闘が展開されそうだ。

 躍進著しい中田竜太が勢いに乗って2回目のG1制覇を目指す。4月のまるがめ周年では1位で予選を突破。準優、優勝戦とも好Sを決めて押し切り、7回目のG1優出で悲願の初タイトルをゲットした。「良かった。G1を勝てたのはやはり自信になる」と笑みがこぼれた。

 5回目のSG出場となった前節の福岡オールスターでは、ギリギリの18位ながらも15年三国のオーシャンカップ以来、通算2回目のSG準優進出を果たした。「SGやG1を勝つことはすごいこと。でも1回目はたまたまだということもある。2回目をどう獲るかだと思っている」と浮き足立つことはない。そして「G1の次はSGだと思っているけど、G1で優出したくらいで“やったね”と言われているのだから、まだ全然ですよ」と気を引き締めていた。

 江戸川では優勝経験こそないが、14年と15年の周年で優出している。ただ、14年は優勝戦1号艇でコンマ01のSを決めたものの、3号艇の坪井康晴にまくり差しを決められて痛恨の2着。苦い思い出となっている。それでも「14年周年での悔しさがあるから、今年まるがめでG1を勝てたと思っている」と悔しさを糧にしてきた。

 年末のグランプリ出場が今年の目標。5月28日時点では賞金ランクは11位につけている。「グランプリに行ってみたい。18位以内を目指して行く」ときっぱり。勢いをさらに加速させて、タイトルをどんどん手中に収めていくつもりだ。

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