【NHKマイルC】アエロリット弾んだ 時計控えめもしまいの伸び秀逸

 「NHKマイルC・G1」(7日、東京)

 芦毛の馬体がゴムまりのように弾む。馬なりでも好調さが伝わる抜群のバネ。「残り1Fで手綱を放してもいないよ。こうしただけ」。馬上から降りた菊沢師は、手首を返すしぐさを見せながら満面の笑みを浮かべた。アエロリットが絶好の出来をアピールだ。

 最終リハは3日、美浦坂路で4F53秒5-38秒8-12秒1。桜花賞(5着)から中3週とあって、無理な時計は出していない。それでもしまいの伸びは秀逸だ。「ギュッと詰まって、余計なモノをそぎ落とした感じ。前走は長距離輸送を含め、いろいろ考えることがあったけどね」。気合乗りも申し分なく、本番のポテンシャル爆発に期待が膨らむ。

 手前の関係から左回りはベスト。同じ舞台のデイリー杯クイーンCは、1分33秒3の好タイムで2着に入っている。「今のアエロリットにはとても適性がある馬場。牡馬に負けない気性も持っている」と混合戦にも臆する様子は見られない。昨年Vのメジャーエンブレムに続く、関東牝馬の巻き返しが怖い。

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