「北陸艇王決戦・Ｇ１」（２３日、三国）

　人気を集めた１号艇の坪井康晴（３９）＝静岡・８２期・Ａ１＝がインから押し切って今年初優勝。２０１５年１１月の宮島周年記念以来となる、１０個目のＧ１タイトルを手にした。２着には茅原悠紀、３着に峰竜太が入り、地元の石田政吾は５着に終わった。

　節イチ級のパワーを披露して後続を圧倒した。冷静なターンで１Ｍを先マイ。そのまま楽勝かに思えたが、２周１Ｍで２番手争いをしていた石田と池田が内から迫ってきて接触。何とかしのぐと、そのまま先頭でゴールを駆け抜けた。「後ろが来ないと思って油断した」と苦笑いを浮かべた。

　今年初Ｖは通算１０回目のＧ１制覇。「２桁には乗せたいと思ってたので、うれしい」とノルマ達成に満足げ。地元・浜名湖で来年３月に開催されるＳＧ・クラシックの出場権も手にし、「早いうちに権利が獲れて安心できました」と声を弾ませた。

　次走は浜名湖でのゴールデンウイークシリーズ。「やることはいつも一緒。気を引き締めて頑張ります」と活躍を誓った。