【競輪】中川「僕たちの復興はもう一度熊本競輪場で走ること」選手も全面協力

 昨年4月の熊本地震で甚大な被害を受けた熊本競輪場の現状を報告する。走路には亀裂が入り、観覧席の窓ガラスは割れ落ちて、今もビニールシートで覆われている。一方で復興に向けた関係者や選手の模索が続く。そんな熊本競輪場の“今”を取材した。

 ホームバンクでレースを走ることができない選手たちだが、熊本競輪復興を信じて疑わない。

 日本競輪選手会熊本支部の松尾正人支部長(46)=66期・A3=は「復興がすぐ進む状況ではないことは分かっている。競輪場はレース以外にも、高校生や自転車愛好家の人も使う大事な場所。トークショーなどファンサービスをして、場外発売に来てもらえるようにしたい」と全面的に協力する姿勢だ。

 震災直後の昨年5月にG1・日本選手権を優勝した中川誠一郎(37)=85期・SS=は「日本選手権のときは熊本のファンが後押ししてくれて優勝することができた。僕たちの復興はもう一度、熊本競輪場で走ることだと思っている。熊本競輪場のファンの前で走れるまで頑張っていきたい」と熱い思いを吐露した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス