【ボート】松田、福井の大先輩に続け!地元水面で“一発回答”目指す

 「近畿地区選手権・G1」(10日開幕、三国)

 近畿No.1は誰だ-。「G1第60回近畿地区選手権」が、ボートレース三国で10日から6日間の日程で開催される。福井(三国)、大阪(住之江)、兵庫(尼崎)、滋賀(びわこ)の4支部から50人の猛者が北陸の地に集結。全国屈指と言われる激戦地区の頂上決戦に挑む。各支部注目の若手を中心に、シリーズの見どころを紹介する。

 プレミアムG1のヤングダービー(尼崎)制覇を含む、年間V5と充実一途だった一昨年とは違い、昨年は厳しい戦いとなった松田祐季(福井)。「去年はいい年ではなかった。優勝回数とかではなく、レースに参加できなかったという思いが強い」と悔しい1年を振り返った。

 昨年は3月のクラシック(平和島)を皮切りに、オールスター(尼崎)、オーシャンC(鳴門)、メモリアル(桐生)と年間4度のSG参戦。ただ、全て予選敗退と見事に打ちのめされた。「エンジンの引きはいつも気にしない。もらったものを自分がどうするかなんで。ただ、結果が残せなかったというのは、調整力がなかったということ」。巻き返しを期す今年、やはりペラを中心とした調整面の向上がカギとなる。

 「毎年目標は立てずにノープランでいってる。レースに臨むときも目標などは作らない」。このひょうひょうとした感じが松田の長所とも言えるが「今年はその辺からしっかりとやってみようかな」と心境にも変化が。そこには「刺激をもらった」という尊敬する先輩・萩原秀人のG1初制覇(昨年12月・福岡)も大きく影響している様子だ。

 また、大エース・今垣光太郎の、年末のSGグランプリシリーズ(住之江)制覇など、福井支部の先輩が立て続けに活躍する姿に、松田の静かな心にもふつふつと熱いものがこみ上げる。「地区選は最低でも予選突破。そして優勝戦に乗れたらいいですね」と珍しく明確な目標を掲げた。優勝したらクラシックもという質問には「それはやり過ぎ」と言葉を濁したが、地元水面なら“一発回答”の可能性も十分あり得る。

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