【京都大賞典】ラブリーデイ圧巻走 始動戦に向け好感触 ルメール絶賛

 「京都大賞典・G2」(10日、京都)

 史上4頭目の連覇を狙うラブリーデイは6日、ルメールを背に栗東CWで併せ馬。軽快な走りで仕上がりの良さをアピールした。今後の大舞台につながる一戦。ここできっちり弾みをつけるか。

 連覇を誓う。昨年同様、ここが始動戦となるラブリーデイは、ルメールを背に栗東CWで併せ馬。ステイインシアトル(5歳1600万下)を1馬身半追走して半馬身遅れたが、終始馬なり。4F54秒6-39秒5-12秒2を計時した。池江師は「サラッとしかやってないから、先週の鋭い動きに及ばないけど。まだ先もあるので」と説明。鞍上は「フレッシュ。メッチャ速い。いいコンディション。押してないけど反応は良かった」と好感触だ。

 一流馬は自分で体をつくると言われるが、この馬も例外ではない。「宝塚記念も状態は良かったけど、今回もいい。追い切りのあと10キロぐらい絞れる賢い馬。だから休み明けでも動ける」と、指揮官は3カ月半ぶりの実戦に意欲。宝塚記念から休養を挟んだローテーションは昨年と同じ。調整しやすいタイプだ。

 昨年は破竹の勢いで出世街道を駆け上った。中山金杯の重賞初勝利を皮切りに、G12勝を含む6つの重賞タイトルを手にした。「昨年は晴れが続いてラッキーだった。今年は雨にたたられることが多い。しょうがない」。今年は3戦して全て4着。速い時計の決着を好む馬だけに、香港遠征や宝塚記念は渋った馬場に泣かされた。

 今年のターゲットは「天皇賞・秋(30日・東京)と香港C(香港GI・12月11日・シャティン)」と師は高らかに宣言。週末の天気予報は下り坂とあって「土日が雨なので、カチカチの馬場にはならない。昨年の馬場は望めない」と表情を曇らせるが、秋盾連覇、春にかなわなかった海外G1制覇を見据えれば落とせない一戦だ。春の悔しさを、ここでまとめて晴らす。

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