徳島県勢初の卒記V・太田、いざプロへ

 3月26日に日本競輪学校(静岡県伊豆市、滝澤正光校長)を卒業した109期(男子50人)、110期(女子22人)は、7月から全国各地の競輪場でデビューする。徳島県出身で初めて卒業記念レースを優勝した太田竜馬(20)=徳島・109期・A3=に、プロスポーツ選手としてのキャリアが始まる直前の心境を尋ねた。

 -徳島県勢で初の卒業記念レース優勝。

 「決勝に上がるのを最低条件に考えていました。前、前に行って勝てる展開になりました。最後は『差せた!!』という感じでした」

 -自転車競技に興味を持ったきっかけは。

 「中学までは本格的にスポーツをやっていなかったので、高校に入ってから何かやりたいと思っていました。自転車は高校から始める人が多かったし、自分のような素人から見ると、キツイというイメージもなかったので」

 -実際にやってみてどうだったか。

 「練習のハードさは思った以上で、付いていけなかったです。ちぎれてばかりいました」

 -そこから飛躍的に力をつけた。

 「2年生くらいから成績が良くなりました。特にスポーツをやっていなかった分、逆に伸びる幅が大きかったのかもしれません」

 -競輪選手になることに迷いはなかったか。

 「職業にできればいいと思っていました。得意なことを選ぶのが、やりがいにつながるので」

 -デビューが目前に迫っている。

 「自分でも目に見えて良くなっているように感じています。スピードや体の感覚など、イメージ通りに動けています」

 -オフの過ごし方は。

 「たまに買い物に出掛けています。見ているだけで楽しいので。オシャレになりたいですね。強い選手はオシャレな方が多いので」

 -徳島県の若手では、原田研太朗(98期)が大舞台でも活躍を見せている。

 「一緒に練習している時は、自分は足りない部分だらけだと感じます。レースでの圧倒的な強さは、本当にすごいと思います。活躍されている先輩が多くいることは刺激的です」

 -これからどんなレースをしたいか。

 「持ち味はダッシュ力だと思っています。まず先行主体にやれるように」

 -目標にする選手は。

 「浅井康太さん(90期)のようなスタイルです。自在に何でもできる選手になりたいです」

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