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【フェブラリーS】モーニン圧巻V

 「フェブラリーS・G1」(21日、東京)

 新星誕生だ。絶好調のM・デムーロに導かれ、2番人気のモーニンが圧巻のレコードVで初のG1タイトルを獲得。史上最少キャリアとなるデビュー7戦目&282日目でのJRAダートG1制覇を果たすとともに、砂上界における世代交代を成し遂げた。1馬身1/4差の2着に1番人気のノンコノユメが追い込み、3着はアスカノロマン。史上初のJRA平地G13連覇を目指したコパノリッキーは7着に終わった。

 圧巻の超速Vだ。西日に栗毛を輝かせ、2番人気のモーニンが桁違いのパフォーマンスを披露。2着馬に1馬身1/4差をつけるとともに、従来の記録を0秒1上回る1分34秒0のコースレコードでG1初挑戦即Vを決めた。「自信を持っていた。この馬は強い」。今年最初のG1を手中に収めたM・デムーロが満面の笑みを浮かべた。

 スタートを決めると、長手綱のまま折り合い十分にポジションを上げて、4角では先団をきっちり射程圏に入れた。「直線で物見をした。ノンコノユメが来るかも、と思って怖かった」と鞍上は回顧するが、ラスト200メートルで先頭に立つと余力十分にひと伸び。メンバー最速上がりで迫る1番人気馬の追撃を寄せつけなかった。

 勢いは止まらない。鞍上は14日の京都記念(サトノクラウン)、20日の京都牝馬S(クイーンズリング)に続き騎乗機会3連続重賞勝利。ダートでは、昨年のチャンピオンズCでサンビスタを、今回と同じテン乗りでVに導いている。「以前はダートの成績が良くなかった。でも、とても良くなったね(笑い)」。今年も競馬界は陽気なイタリアンを中心に回っていきそうだ。

 古豪ひしめく砂の舞台で世代交代を成し遂げた。ダート戦では史上最短にして最速となる、デビュー7戦目&282日目でのJRA・G1戴冠を決めた素質馬に、石坂師は「初めて見たのは2歳の春。デカくて体が緩かった。すぐにはトレセンに来られないなと思ったが、走るという印象は持っていた」と振り返る。このタイトル獲得は08年ヴァーミリアン以来。「ヴァーミリアンも強かったが、モーニンはスピードを兼ね備えている」と、偉大な先輩を引き合いに出して褒めたたえた。

 今後については未定だが「距離が大丈夫だと分かったので、選択肢が広がった」と、指揮官の脳裏にはいくつかプランが浮かんでいる様子。最速で頂点に駆け上がった4歳馬は今後、王者として受けて立つ立場に。砂の新星がどんなローテを選択するのか、興味は尽きない。

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