「ワールドオールスタージョッキーズ」（２９日、札幌）

　ＪＲＡは２９、３０日に札幌競馬場で行われる「ワールドオールスタージョッキーズ（ＷＡＳＪ）」の出場騎手１４人を１２日に発表。武豊騎手（４６）＝栗東・フリー＝が０９年以来、６年ぶりに出場することが決まった。昨年までの「ワールドスーパージョッキーズシリーズ（ＷＳＪＳ）」から舞台と名称を変えて行われる今年は、個人戦だけでなく、「外国騎手・地方競馬代表騎手チーム」と「ＪＲＡ代表騎手チーム」に分けた対抗戦も実施される。

　関西勝利度数３位で選出されたユタカは、８７年から始まったＷＳＪＳで８８～００年に１３年連続で選出されるなど、現役最多となる１９回の出場回数を誇る。２０回目の出場に「良かったよ」と笑顔をのぞかせた名手は、「今までと違って札幌でやるというのもいいんじゃないかな。札幌のファンも喜んでくれるだろうし。もちろん力が入る」と北都での腕比べを楽しみにしていた。

　なお、外国騎手には通算１万２０００勝超えの世界最多勝ジョッキーのラッセル・ベイズ騎手（５７）＝米国、世界を代表する女性ジョッキーのヘイリー・ターナー騎手（３２）＝英国＝らが名を連ねている。