【函館記念】ソミュール重賞3勝目狙う
「函館記念・G3」(19日、函館)
エアソミュールが三度目の重賞制覇を狙う。松田助手は「力上位だと思っているので、いい結果を期待している」と力を込める。
前走後はここを目標に調整。1日には栗東CWでエアハリファ(6歳オープン)と併せ馬を行い、5F68秒7-37秒4-11秒7の時計で併入し、力感のある動きを披露。8日に函館競馬場へ入厩した。「函館ではさらっとやる程度で大丈夫」。栗東で十分に追い切りを消化しており、態勢は整っている。
昨年の鳴尾記念で重賞初制覇を達成。同年の毎日王冠では後に天皇賞・秋を制したスピルバーグ(3着)を破り、二度目のタイトルを獲得した。目下、7戦連続重賞で掲示板を確保。「気性面の成長が大きい。折り合いの心配がなくなったことで、しまいは必ず伸びてくれるようになった」と目を細める。
函館では13年の巴賞を完勝している。「実績があるので問題はない」と舞台適性の高さを強調しつつ「ここで足固めをして秋につなげたい」とVへの意欲を見せる。堅実性が光る6歳馬が北の大地で躍動する。