【プロキオンS】ウォーリア完勝で連覇

 「プロキオンS・G3」(12日、中京)

 初めて背負う“酷量”59キロも全く関係がなかった。4番手から直線で力強く抜け出し、ベストウォーリアが連覇を達成。不快指数の高い、この日の蒸し暑さを吹き飛ばすかのような爽快な勝ちっぷりには、ライバル勢も舌を巻くしかなかった。

 「この斤量なのであまり後ろからは競馬をさせたくなかった。従順な馬で、いい位置でレースを運べましたね。力強かったです」と話す福永は、02、03年にスターリングローズで連覇を達成して以来のこのレース3勝目(武豊に並びトップ)。抜け出す際にステッキが手から滑り落ちるハプニングがありながらも、2馬身差の完勝…隙のない走りに会心の笑みを浮かべた。

 「59キロはしんどいと思っていたが、馬が強かったということ。去年は(4角9番手と)駄目かと思う位置から何とか勝てた。今年は横綱相撲でしょう。見事ですね」と石坂師も満足そうにうなずく。次のターゲットは、これまた連覇のかかる交流G1・南部杯(10月12日・盛岡)だ。「1年たって、さらに力をつけてくれました」とトレーナーは手応え十分。夏の中京で自信を深めた“最高の戦士”が、充実の秋へと突き進んで行く。

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