「ボートレースオールスター・ＳＧ」（２６日開幕、大村）

　オールスターは女子選手が大挙参戦するＳＧとして名高い。昨年（福岡）は１２人も選出されたが、残念ながら予選突破はゼロ。今年は２０１５年前期Ａ１の男女比率を考慮し、女子選手は７人に抑えられた。

　だが過去のオールスターを振り返れば、女子選手は花を添えるだけの存在ではない。第３８回（１１年・尼崎）では横西奏恵（引退）が優出。この時の横西は山崎智也と結婚したばかりで、初日ドリーム戦では夫婦対決が実現。妻が夫に競り勝つ結果で話題を独占した。第３６回（０９年・福岡）では、佐々木裕美が５日目７Ｒで１着となりＳＧ史上最高配当となる３連単１９万９８４０円を叩き出したこともあった。

　今回出場の女子選手の中で、最も勢いのあるのは鎌倉涼。今年は月１回ペースで優勝を決め、来期適用勝率は７・７８の女子Ｎｏ．１。４月には「大の苦手」を公言する戸田で初の優勝。続く住之江ゴールデンウイーク開催も、層の厚い大阪支部男子を相手に優出。ＳＧは今回が３回目のチャレンジだが、充実度では最高だ。