【オークス】ドンキ2冠へレッツゴー!

 「オークス・G1」(24日、東京)

 桜花賞馬レッツゴードンキが史上14頭目となる春の牝馬2冠達成を狙う。梅田師は「桜花賞後も順調に調整できている。チューリップ賞で道悪を走った後だった前走よりもいい」と力を込める。

 1週前追い切りは、師の言葉を証明する迫力のある動きだった。岩田を背に、栗東坂路でアドマイヤシャイ(3歳500万下)と併せ馬。序盤を折り合い良く運ぶと、鋭い伸びで4F53秒9-38秒3-12秒3を計時し、きっちりと先着を果たした。今回は距離が一気に4F延長される。鞍上は「落ち着きがあるのがいい。折り合いをつけて直線を向けば必ず脚を使ってくれるので」と前向きだ。

 2冠制覇を後押ししてくれる心強い“同志”もいる。先日、指揮官はレッツゴードンキの故郷である北海道平取町の清水牧場を訪問。「ドンキのお母さん(マルトク)に会ってきた。町には“桜花賞優勝おめでとう”って垂れ幕もあってね。ありがたいよね」。応援してくれる人の存在をあらためて実感し、オークス制覇への思いを一層強くした。

 「桜花賞で負けていればNHKマイルCに使ったかもしれないけど、勝ったわけだしね。2冠のチャンスがあるのはこの馬だけだから」。追い風も吹いている。先週のヴィクトリアマイルでは同馬主のストレイトガールがV。勢いそのままにクラシック2冠を決める。

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