【南関東競馬】アキュート9歳でG1V

 「かしわ記念・Jpn1」(5日、船橋)

 4番人気のワンダーアキュートがゴール前で抜け出し、交流G1(Jpn1)3勝目を挙げた。9歳馬の国内平地G1制覇は初めて。2着には1番人気のベストウォーリアが続き、JRA勢で1、2着を独占。南関勢では、5番人気のハッピースプリントが3着に善戦した。

 9歳馬がかしわ記念を勝つのが史上初なら、平地G1を制するのも国内初。老いてなお盛んなワンダーアキュートは、二つの快挙を同時に成し遂げた。相棒の底力を知る鞍上の和田竜は「悲願の中央G1優勝へ、もう1回挑戦したい」と野望を膨らませた。

 道中6番手で3角から進出すると、直線ではベストウォーリア、ハッピースプリントとの競り合いを粘り強く制した。和田は「調教から衰えを感じず、調子も良かった。交わすのは思ったより楽で、それから遊んでしまう余裕もあった」と振り返った。

 管理する佐藤正師も「9歳になっても衰えを知らず、びっくりしています」と孝行息子に脱帽だ。「次は帝王賞」と指揮官。まずは6月24日に大井の最高峰レース連覇を目指す。

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