【阪神C】コパノリチャード条件ベスト
「阪神C・G2」(27日、阪神)
得意の条件に戻って巻き返しだ。春のスプリント王コパノリチャードが暮れの阪神で躍動する。「去年(10着)と比べたら、状態はかなりいいと思う」と担当の岡田助手は胸を張った。
持ち前のパワーを期待され、キャリア初のダート挑戦となったJBCスプリントはしんがり負け。「参考外でいいでしょう。レースの反動はない」と前を向いた。前々走のスプリンターズSは出遅れが響き12着に敗れたが、勝ち馬にはわずか0秒4差。「引っ掛かりながらも、最後は詰めていたからね」と能力の高さを再確認した様子だ。
1週前の栗東坂路では、重い馬場を全く苦にせず、4F52秒2-37秒6-12秒3と好時計をマーク。着実に調子を上げてきた。「ハナが理想だけど、逃げ馬から離れた3~4番手でも。とにかく、自分のペースで運べれば」と仕上げ人は意欲を示す。
今年3月の阪急杯Vが示す通り、阪神の1400メートルは力を存分に発揮できる舞台。名手・武豊のエスコートで、今年のラストを鮮やかに締めくくる。