【デイリー杯2歳S】アッシュ兄超えだ
「デイリー杯2歳S・G2」(15日、京都)
デビュー2戦目で初Vを飾ったアッシュゴールドが、勢いに乗って重賞に初挑戦する。前走は4角で12番手と絶望的な位置。だが、そこから体内に流れる全兄オルフェーヴルと同じ血が騒いだ。メンバー最速の上がり3F34秒7の末脚を放ち、豪快に差し切り。1番人気で6着に完敗した新馬戦でのショックをすぐに吹き飛ばした。
3カ月ぶりの実戦を快勝し、池添は「新馬戦を使う前と比べて、体がしっかりとしていました」と休養の効果を実感。「目立つ脚でしたね。しっかりとかわし切ったし、それがこの馬の持っているもの」と絶賛した。
中2週にも、池江師が「ソエの再発もなく順調」と話す通り、体調に不安はない。格上挑戦で狙うのは、6冠馬の兄も果たせなかった2歳時の重賞Vだ。“兄超え”を成し遂げ、輝く未来への扉を開ける。