「新馬戦」（９日、東京）

　天皇賞・秋をスピルバーグでＶ。勢いのある藤沢和厩舎が今週は将来を有望視する素質馬を送り出す。日曜東京５Ｒ（芝１８００メートル）でデビューを迎えるディープインパクト産駒のレッドライジェル（牡）。異父姉に１２年阪神ＪＦ３着馬レッドセシリアがいる血統だ。

　「攻め馬でしっかり動けているし、スピードに乗ってからの走りがいい。どんなレースでもできそうタイプだよ」と津曲助手は素質の高さを買っている。今週は美浦坂路で軽めの内容となったが、軽快な動きを披露。パートナーを組む北村宏も「乗りやすい馬だし、反応も良さそう」と手応えをつかむ。

　今年の藤沢和厩舎は２歳馬が絶好調で、これまでに８頭がデビューして６頭がＶ。高い勝ち上がり率を誇っている。同馬も６日に東京競馬場へ移動し、初陣Ｖに向けて出走態勢は万全。今週も現在、全国リーディングを走る関東の名門厩舎から目が離せない。