【菊花賞】トゥザワールド鋭く11秒6

 「菊花賞・G1」(26日、京都)

 G1獲りへ陣営のムードは盛り上がっている。トゥザワールドは22日、栗東CWの併走追いで2馬身先着。軽快なフットワークで万全の仕上がりをアピールした。上がり馬トーホウジャッカルは栗東坂路で鋭い動きを披露。こちらも気配は絶好だ。

 栗東CWのラスト200メートルのハロン棒のあたりで川田のアクションが大きくなった。瞬時に加速。トゥザワールドの四肢がもうひとつ大きく、伸びやかに広がる。リーチが伸びただけ、スピードも乗る。併走先行したラブリーデイ(4歳オープン)に並ぶ間もなく、内からぐいっと前に出た。

 直線の入り口で1馬身後ろにぴったりの位置関係が、あっという間に逆転した。ゴールでは2馬身先着。実に鋭い。6F83秒7-38秒6-11秒6の時計を出した。

 普段は慎重な口ぶりの川田も、ためらうことなく「非常にいい動き」と評した。鞍を通した感触が悪いはずがない。「セントライト記念(2着)の時と、がらっと変わったという感じではありませんが、今回もいい状態で迎えられると思います。春は多くの支持を受けながら結果が出せなかった。何とか最後の一つでいい結果を」と意欲を示した。

 池江師の見立ても強気だ。「動きは良かったですね。前走はよく踏ん張ってくれたと思いますが、今回は久々を叩いた上積みもあると思う。距離はやってみないと分からないが、うまく運んでこの馬らしいレースができれば」。皐月賞は2着、そしてダービーは5着。クラシック制覇のラストチャンスに挑む。

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