【宝塚記念】バリアシオン悲願の戴冠へ

 「宝塚記念・G1」(29日、阪神)

 ハーツクライ産駒は現在、G1を3連勝中。上半期のグランプリに同産駒はG1・2着4回のウインバリアシオンをはじめ、カレンミロティック、フェイムゲームの3頭が出走する。03年のサンデーサイレンス以来のG1施行機会4連勝へ向けてムードは高まっている。

 同一種牡馬産駒のG1連勝記録で、最多の「4」を記録しているのはサンデーサイレンスただ1頭。ディープインパクトを筆頭に後継種牡馬は多々いるなかで、ハーツクライがこの記録で父に並ぼうとしている。オークス(ヌーヴォレコルト)、ダービー(ワンアンドオンリー)、安田記念(ジャスタウェイ)と目下3連勝中だ。

 今回、出走する3頭の中で最も人気を集めそうなのはファン投票第2位のウインバリアシオン。ここまでG1で2着すること実に4回。91年メジロライアン、01年メイショウドトウ、最近では11年アーネストリーら。宝塚記念には「悲願の戴冠」がよく似合う。

 夢の実現への調整は、最大のヤマを越えた。水曜の最終追い切りではしっかりと追われた。一夜明けた26日朝は引き運動のメニューを消化。「コズんでいたら乗ろうと思ったんだけどね。柔らかいし、けさは引き運動だけ。蹄壁が薄いから、いつ割れてもおかしくなかったが、大丈夫。天皇賞・春以上の出来はある」と中山助手は言う。

 枠順は6枠7番に決定。「どこでも良かったんだけどね。真ん中なら、包まれることもないでしょう。乗り役(岩田)は相手(ゴールドシップ、ジェンティルドンナ)に乗ったことがあって、知ってるだろう。任せるほかない」と森助手。陣営一丸となって初戴冠へ向かう。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス