【天皇賞】デスペラード大金星だ

 「天皇賞(春)・G1」(4日、京都)

 前走の京都記念でトーセンラー、ジェンティルドンナのG1馬2頭を撃破したデスペラードが2日朝、栗東坂路を素軽いフットワークで駆け上がってきた。

 後半2F15秒5‐15秒0のラップに「追った後も、リラックスしていますね」と、満足そうにうなずく安達師。「レース間隔はあきましたが、うまく調整ができました。体も締まって、マイナス体重で出せそうです」と究極の仕上げで臨む。

 8枠18番の大外枠も「ゲートの中で、待たされるのが嫌だったので、一番後入れの枠はいいと思います。ここなら内を見ながら、好位から進められそうですから」とむしろ歓迎している。

 持ち乗りの森部助手も異口同音に「パドック、返し馬と邪魔したり、されることもないから安心です」。さらに「17番枠にヒットザターゲットがいるのがいいですね」と笑顔を見せる。「あの馬はとてもおとなしくて、普段、調教の馬場入りの時とかも、後ろをついていってるんです。そうしたら、ウチの馬も落ち着くので」という“大切な存在”だ。関東の名手・横山典を背に平常心、そして正攻法で大金星を狙う。

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