【阪神大賞典】ゴールド捲土重来へ

 「阪神大賞典・G2」(23日、阪神)

 捲土(けんど)重来へ。芦毛の怪物・ゴールドシップが、いよいよ始動戦を迎える。新パートナーは剛腕・岩田。好発進を決めて、春の盾獲りへ弾みをつける。

 有馬記念3着後は、滋賀県の吉澤ステーブルWESTへ放牧。英気を養い、2月20日に帰厩した。3月5日の栗東坂路に続き、CWで追われた12日も岩田が追い切りに騎乗。アスカクリチャン(7歳オープン)と併せて6F81秒0‐37秒8‐12秒7をマークし、0秒3先着を決めた。

 鞍上は「乗りやすかったし、反応も良かった。折り合い面も心配はなかった」と好感触を得た様子。「状態はすごくええんちゃうかな。先週も良かったけど、集中して走っていたしね」と順調な仕上がりに目を細める。

 G1・4勝馬の復活が春競馬を盛り上げる。「初めてなので分からない面は多いけど、力のある馬ですからね。何とかいい結果を出せれば」と岩田。秋には凱旋門賞への挑戦をにらむ。剛腕との復活Vを足掛かりに、夢を現実のものとしていく。

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