【競輪】選手会は退会を認めず除名へ

 日本競輪選手会は27日、同選手会に退会届を提出した選手22人について、除名処分になる方向であることを発表した。理事会の諮問機関である綱紀信任委員会で処分が決まり、この日の理事会では全会一致で承認。各選手の自宅に郵送で通達された。1月下旬(予定)の総会で、過半数以上が出席して4分の3以上の賛成があれば除名処分が正式決定する。

 19日にトップクラスの5選手が会見を開き、18人が選手会を退会して財団法人SS11(エスエスイレブン)を母体とした新選手会を発足させると発表。さらに4人が加わる形となったが、手続き上のミスがあったため、退会届を受理されておらず、現時点では同会の所属となっている。

 立川競輪場で会見を行った専務理事の坂巻正己(48)=茨城・55期・S2=は「この場を設けさせてもらったのは、グランプリを混乱なく成功させたいから。除名はまだ決定はしていない」と前置きした上で「会の規則を乱したので」と処分の理由を説明した。この中には今回のKEIRINグランプリ(30日)に出場している平原康多、村上義弘、新田祐大、成田和也、長塚智広の5人も含まれている。処分が決定した場合の今後については「まだ決めていない」と話すにとどまった。 一方、退会届を出した長塚智広は「正式な通知を受けておりませんので分かりませんが、選手会もSSイレブンも関係なく、お客様のために一生懸命に走りたいと思います」とのコメントを出した。

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