「ジャパンCダート・G1」(1日、阪神)
ローマンレジェンドが姿を現したのは30日の午前5時15分ごろ。気温3度。暗闇の中、黒鹿毛の馬体は漆黒の背景に静かに隠れていた。30分以上の時間をかけて入念に体をほぐすと、栗東CWの向正面から正味4Fを15‐15程度で流した。
「具合に関しては言うことはない。今年の3戦はいろいろ整わない面があったが、今回は今年一番の出来。4角からうまくさばけるか。まあ、あとはジョッキーよ」。馬場内で見守っていた藤原英師はニヤリ。“あとはジョッキーよ”‐師が仕上がりに絶対の自信があるときの、お決まりのセリフで締めた。