「マーメイドＳ・Ｇ３」（９日、阪神）

　９カ月半ぶりに、コスモネモシンがターフに戻ってくる。

　昨夏の新潟記念で１３着に敗れた後に、リフレッシュを兼ねて放牧へ出された。「休みが長くなったけど、牧場から完璧な状態で戻ってきたし、帰厩後も順調に調整が進んでいるよ」と清水英師は笑顔を見せる。

　１０年１月のフェアリーＳで重賞初Ｖを飾って以降、勝ち星から遠ざかっている。それでも１１年の札幌記念でトーセンジョーダンの４着。昨年の福島牝馬Ｓではオールザットジャズの２着など、重賞戦線で上位に食い込んでいる。

　「年齢的に絞れにくくなっているけど、長距離輸送があるから大丈夫でしょう。５５キロは仕方ない。内回りコースも合いそう。底力はあるし、いきなり走ってしまうかもね」。トレーナーは初戦から見せ場以上を期待している。