【高松宮記念】ゴーゴー大外枠も克服だ

 「高松宮記念・G1」(24日、中京)

 今度こそG1初制覇を成し遂げる。23日の朝のダッシャーゴーゴーは、栗東の角馬場で体をほぐしてから坂路へ。力強いフットワークで駆け上がり、最後の調整を終えた。4F67秒0‐48秒7‐14秒4。脚さばきはスムーズ。馬体もスッキリと見せ、体調の良さが伝わってくる。安田翔助手は「体はできていますね。今回はしまいを生かす競馬に徹したい」と力を込めた。

 G1挑戦は2歳時の09年朝日杯FSから5年連続。地方交流競走も含めると実に8回目となる。10年スプリンターズS(2位入線も4着)、11年高松宮記念(4位入線も11着)と2度の降着も味わった。11年CBC賞制覇以来、10戦連続で勝ち星から遠ざかっている。悲願のG1制覇でうっぷん晴らしといきたい。

 中間はチークピーシーズを装着するなど、集中力を高める工夫を重ねた。大舞台に向けて、やれることは全てやった。ただ、競馬の神はまたも試練を与えた。(8)枠(17)番の大外枠からの発進‐。

 「外に入ってしまいましたね。コース的に(17)番は不利ではありませんが、後ろから行くにも壁がつくれませんから。あとは馬のリズムに任せて走らせるだけですね」。全ての不利をはねのけた先に栄光はある。鞍上は苦楽をともにしてきた川田。これまで味わってきた悔しさを力に変え、大願を成就させてみせる。

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