ゴールデンJCは地元・田中が堂々V

 「ゴールデンジョッキーC」が 13日、園田競馬場で行われ、全国の2000勝以上の勝ち鞍を挙げた名手12騎手が集結。対象3レース(7、9、10R)の総合ポイント制で、覇を競った。39点を獲得した田中学(39)=兵庫=が、2回目の出場で、初の総合優勝を果たした。2位は岩田康誠(JRA)、3位は同点だったが上位着順の差で山口勲(佐賀)となった。

 7Rは断然人気に支持された戸崎圭騎乗のクーデターが、トモを滑らし痛恨の出遅れとなったが逃げたリーチフェアネスをゴール前、1馬身差し切って快勝。戸崎は「(出遅れたが)、4角での手応えも良かった。馬の力が違った」と、相棒の力を絶賛した。

 9Rはコウエイリョウマに騎乗の岩田康が、向正面手前から一気の仕掛け、4角先頭から後続に2馬身半差をつけて堂々と押し切った。岩田は「4角抜群の手応えで勝てると思った」と、完勝に喜色満面。

 優勝の行方を決める10Rは、4位につけていた田中学騎乗のシルクペガサスが、3角先頭から押し切る快勝劇で総合優勝を手繰り寄せた。表彰式では、「岩田騎手に勝てて本当に良かったです」と田中。岩田も横から(100万円の)優勝ボードに先に手を出す仕草でファンの笑いを誘っていた。なお10Rは3着が3頭同着となり、00年以降の園田では初めて。

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