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【阪神JF】ティサージュ2歳女王奪取

 「阪神ジュベナイルF・G1」(9日、阪神)

 会心のエスコートだ。5番人気ローブティサージュが直線で力強く伸びて、2歳女王の座をゲット。秋山はNHKマイルCに続く2度目、須貝師は皐月賞、菊花賞に続く今年3度目のG1制覇となった。数々の名牝が制した舞台で最高の輝きを放ち、来春のクラシックへ夢は大きく膨らむ。なお、2着は15番人気の伏兵クロフネサプライズ、3着が10番人気レッドセシリアで、3連単は304万馬券となった。

 新たな伝説の幕開けだ。数々の名牝を生んだ舞台で、5番人気のローブティサージュが力強く差し切りV。栄えある2歳女王の座を射止めた。今春のNHKマイルC(カレンブラックヒル)以来、2度目のG1制覇を決めた秋山は「ホッとしました。前走の内容や中間の具合も良かったので、自信を持っていきました」と白い歯をこぼす。

 道中は中団で待機し、内ラチ沿いを淡々と運んだ。「手応えが良かったし、直線ではどこかにスペースがあけばと思っていた。かわしたクロフネサプライズに差し返されそうになったので、最後まで気が抜けなかったですけどね」。坂で粘り腰を発揮した2着馬を、最後はこん身の左ステッキ連打でねじ伏せた。

 素質にほれ込んでいた。新馬戦、ファンタジーSと手綱を取り、高い能力を確信。今回も指揮官に直談判して得た背中だった。「普段は気が強いが、競馬では堂々としている。力を出すところが分かっている馬ですね」。自身は朝日CCをショウリュウムーンで快勝。勢いをつけて挑んだ一戦で、土日重賞ジャックを鮮やかに決めてみせた。

 厩舎の勢いも見逃せない。皐月賞、菊花賞に続いて、今年3度目のG1タイトル獲得だ。「秋山とG1を獲れたのがうれしい。ジョッキー時代から仲良くさせてもらっていたから」と須貝師は目尻を下げた。有馬記念(23日・中山)には、2冠馬ゴールドシップがスタンバイ。「全力投球したい」と暮れの決戦を見据えて口元を引き締める。

 近日中にも放牧に出される予定で、来春は桜花賞(4月7日・阪神)が最初の大きな目標になりそうだ。「ほかの馬もさらに強くなる。受けて立つというより挑戦する気持ちで」と秋山はねじり鉢巻き。寒風の吹く仁川でひときわ輝いた女王は、静かに満開の桜が咲き誇る季節を待つ。

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