注目馬リヤンドファミユがベール脱ぐ

 絆をつなぐ。5冠馬オルフェーヴル&G1・3勝のドリームジャーニーの全弟にあたるリヤンドファミユ(牡2歳、栗東・池江)が、9日の阪神5R(芝1800メートル)でついにデビュー。偉大な全兄2頭に続いて初陣突破を狙う。主戦を予定している池添が香港で騎乗するため、初陣は川田とのコンビで挑むが、1週前追い切りに騎乗して好感触をつかんでいる。現2歳世代最大の注目馬の走りをとくと拝見だ。

 今週末はPOGファンだけではなく、世界のホースマンが熱視線を注ぐ新馬戦が行われる。“黄金配合”と表される父ステイゴールド×母の父メジロマックイーンの血を受け継ぐリヤンドファミユが、仁川のターフでついにベールを脱ぐ。

 10月19日に栗東トレセンに入厩。坂路とコースを併用して丹念に乗り込まれてきた。入厩当初は若さをのぞかせていたが、池江師は「この血統ですから。何かあるでしょう」と泰然自若。気の強さが長所でもある黄金配合は知り尽くしている。懐深く迎え入れたことで、今では「そんなに悪さをしなくなった」と手の内に入れている。

 偉大な全兄2頭と比べて「目つきとかは似ていますよ。体高は兄弟のなかで一番低いけど、幅があってがっしりしている」とトレーナー。初陣の手綱を取る川田も、1週前追い切りに騎乗して「動きは良かったですよ。兄弟が兄弟ですしね」とさすがの動きに感心しきりだ。馬名は仏語で“家族の絆”。デビュー戦を勝利で飾った全兄2頭の足跡をなぞり、クラシックへと羽ばたく。

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