「ジャパンＣダート・Ｇ１」（２日、阪神）

　勢いは加速し続ける。６連勝中のローマンレジェンドは１日、栗東ＣＷで軽めの調整。気合をみなぎらせて上昇ぶりを伝えた。状態を確認した藤原英師は「変わらずいい状態。順調にこられたのが何よりバッチリ」と自信の表情を見せる。

　ＪＣダートは未勝利勝ちを収めたときからの目標。苦しい時期を乗り越えて、馬もステップアップできた。「エルムＳのときは馬がしんどくて、パニックになっていた。“どうかな？”と思ったレースだったけど、勝ってくれた。今はリラックスしているし、馬もしんどくないんだろう」と成長と良化を示す姿に指揮官は笑顔をのぞかせる。

　初めてのＧ１だが“挑戦”や“新星”といった言葉は当てはまらない。「ここまではすごくうまくいっている。最後もうまくいってほしいな」。頂点獲りでダート界を背負う立場へと躍進する。