【新馬戦】マックス A級血統だ

 「新馬戦」(9日、阪神)

 エーシン軍団のA級馬が満を持して登場だ。“最高点に達する”という思いを込められたエーシンマックス(牡)。今年ダービージョッキーに輝いた岩田を背に、9日の阪神5R(芝1600メートル)でついにベールを脱ぐ。

 父は03年の仏ダービー馬で、同年の凱旋門賞も制した名馬ダラカニ。種牡馬入り後もブリーダーズCターフ連覇(08、09年)など、G14勝の活躍を見せたコンデュイットなどを送り出し、ミルリーフ系の重厚な血を後世に伝えている。母ミッドナイトエンゼルは09年のダービー馬エイシンフラッシュを輩出したムーンレディの異父妹。日本向きの素軽さも兼ね備えている。

 坂路主体の西園厩舎には珍しく、栗東CWで丹念な追い切りを消化。8月30日にはしまい重点に5F70秒0‐39秒4‐12秒4を記録し、3頭併せで最先着を果たした。「毎週、長めからやっているし、いい時計も出ている。入厩当初は幼さがあったけど、今ではしっかりとハミを取る。馬体の良さからも楽しみです」と指揮官。いとこが歩んだダービーロードをなぞり、仁川の地から頂点への第一歩を踏み出す。

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