【レパードS】タルマエ完勝で重賞初V

 「レパードS・G3」(5日、新潟)

 素質馬がそろった3歳同士の一戦で、2番人気ホッコータルマエが着差以上の完勝劇。好位から力強く抜け出し、待望の重賞初Vを飾った。秋は古馬相手にG1制覇を狙う。3番人気のナムラビクターが首差2着。スタートで大きくつまずき、後方から進んだ1番人気のイジゲンは、差し届かず3着に敗れた。

 スタート後に出ムチを2、3発。序盤から積極的な騎乗でホッコータルマエを好位に導いた幸。「前走は内でごちゃついた。もまれ弱い馬だから」と、交流G1ジャパンダートダービー(5着)での敗戦を踏まえ、スムーズな競馬を意識した。「僕のミスで抜け出すのが早かった。それで詰められたけど、後ろから(2着馬が)来たらまた伸びた。馬が強い」と白い歯をのぞかせた。

 2着馬とはわずかに首差。それでもジョッキーは完勝を強調する。「最後も遊ばれている感じ。どれだけ来られてもかわされなかった」と、見た目以上に余力は残っていた。「重賞を勝てると思っていた馬。前走は僕のミス。もう1回、勝った馬に挑戦したい」と、3歳のダート王に君臨するハタノヴァンクールへのリベンジを誓った。

 今年1月にデビュー。タイトなローテで早くも9戦を消化しているが、「使うたびに良くなっている。筋肉に張りが出てきた」と西浦師は言う。今後は2カ月ほど放牧へ出し、1回使ってJCダート(12月2日・阪神)へ。成長著しい3歳馬が、同世代のライバルはもちろん、古馬相手の戦いに挑んでいく。

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