「肩身が狭い」を解消へ→新座席「やさしば」が話題 ベビーカーや大型荷物も気兼ねなく…近鉄が導入
近畿日本鉄道(近鉄)が導入した新しい座席スペース「やさしば」が、SNSや乗客の間で「ありそうでなかった」「助かる」と注目を集めている。
車両ドアのすぐ近くに設置された緑色の一人用座席。L字の背もたれが付いており、床も座席からドアまでのエリアだけグリーンに統一されている。優先座席とも用途が違いそうなこのやさしば。導入のきっかけや使い方など、近畿日本鉄道の広報担当、杉山正樹さんに話を聞いた。
--導入の経緯を詳しく教えてください。
杉山:大型荷物をお持ちのお客様が、周囲に気を遣いながら乗車されている現状を踏まえ、誰もが気兼ねなく利用できる場所を提供したいと考えたのがきっかけです。デザインや形状については、何度も試作を繰り返して現在の形に至りました。
--どのような利用者をターゲットにしているのでしょうか?
杉山:特定のターゲットがあるわけではなく、どのようなお客様に対しても気兼ねなく利用していただきやすいスペースを目指しました。優先席とは異なり、どのようなお客様でも通常の座席と同じように座っていただける場所です。
--座席のこだわりポイントは?
杉山:進行方向向きにも、通路向きにも、どちらに向いても座れる形状にこだわりました。小さなお子さまとご一緒でも座りやすい設計です。導入後には特に大型荷物をお持ちのお客様から、「使いやすい」といった好意的なご意見を多くいただいてます。
--乗客へのメッセージをお願いします。
担当者:やさしばはベビーカーやキャリーバッグをお持ちの方でも、周囲に気兼ねなくお過ごしいただけるスペースです。この場所が、お客様皆様にとっての優しい場となることを願っております。
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SNSでは「これならベビーカーでも安心して乗れる」「旅行の時の大きいスーツケースの置き場に困っていたから嬉しい」「『やさしば』という名前の響きも素敵」などの反響が寄せられている。公共交通機関の「やさしさ」が、お出かけのハードルを下げ、新しい出会いや体験に繋がることを願ってやまない。
(よろず~ニュース特約・米田ゆきほ)
